卒業生の声

Voice 卒業生の声

試行錯誤を繰り返し
成功を収めた瞬間の感動

マツダ株式会社
多賀 博紀
2016年3月 情報科学研究科
博士前期課程 情報工学専攻 修了

私は、コンピュータの上で自動車を作る仕事をしています。今取り組んでいる仕事は、開発に用いる専用のパソコンの中に、バーチャルで作った自動車を組み込んで、品質、安全の検証を行うための環境を構築しています。大学時代は、コンピュータの高速化を研究していました。研究の関係で、パソコンのコンテストに友人と共に参加したことがあります。コンテスト期間中は毎日、試行錯誤を繰り返し、何度もくじけそうになりました。しかし、本番で成功を収めた瞬間、今までで一番の感動を味わうことができました。仕事でも同じように試行錯誤する場面が多々ありますが、大学時代に得た知識と、苦労の後に喜びが待っていることを知っているので、今ではその経験が生かされていると日々実感しています。

研究活動で培った
「なぜ?」を意識する姿勢

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
三倉 将太
2013年3月 情報科学研究科
博士前期課程 システム工学専攻 修了

私は現在、総合指令所にある在来線の運行管理を行うシステムの取替工事に従事しています。メーカーと協力し製作したシステムが、当社が望む仕様を満たしているかを確認しています。当社の重要な使命である安全・安定輸送の確保に直結する仕事なので、気を引き締めて業務に当たっています。大学時代はロボティクス研究室に所属し、情報通信、機械制御の研究をしていました。研究活動においては、自分が立てた仮説や得られた実験結果に対して、常に「なぜ?」と疑問を投げかけ、納得するまで考えることを心がけていました。この姿勢が、システム障害の原因追究や対策の検討、検査結果の合否判定など、日々の業務を円滑かつ確実に進める糧となっていることを実感しています。